【モルディブ】私が虜になったモルディブ・3つの魅力

私がモルディブに初めて訪れたのは、今から15年前のこと。

きっかけは、”モルディブ” という響きと、旅行雑誌で見た海の真ん中に浮かぶ「絵に描いたような南の島」 の姿に一目惚れしたことでした。

あれからコロナ前最後に訪れた2020年2月の滞在を含め、モルディブには計15回、足を運びました。熱い思いはプライベートだけにとどまらず、仕事でも関わり、魅力を伝えたいと思うようになりました。

Neemo
Neemo

そんなに魅了されるモルディブの魅力ってなぁ~に?
海が綺麗なだけじゃないの?

素敵ポイントは沢山ありますが、私が虜になった『モルディブ・3つの魅力』をお話します。

究極のプライベート・アイランド

モルディブは約1200もの島々から成り、首都マーレ島、空港島、モルディブの人々が暮らすローカル島、観光客用のリゾート島、ゴミを集積し燃やす島、無人島など、それぞれ島によって役割が異なります。

そんなモルディブには、現在4つの滞在スタイルがあります。(数字は2021年6月のものです)

● 1つの島がまるごと1つのリゾートになっている『1島1リゾート』(162島)

● ローカル島にある小さな宿泊施設『ゲストハウス』(701軒)

● 空港島や首都マーレ島にある大きな宿泊施設『ホテル』(12軒)

● ダイビングが目的で船内の客室で宿泊する『ダイブサファリボート』(160隻)

私が虜になったのは、1番上の ”1島1リゾート” 。
この言葉、聞いたことがある方も多いと思います。

Neemo
Neemo

聞いたことはあるけど、あまりピンとこないなぁ~。
海中世界にはそんなのないし。。

Sagi 師匠
Sagi 師匠

私は、いつも色んなリゾートを渡り歩いているの。
詳しく教えてあげるわ。

下の写真は、マーレ国際空港からリゾートへ向かう途中、水上飛行機(海面に離発着する小型飛行機)から撮った『ミリヒ・アイランドリゾート(以下、略してミリヒ)』というリゾートの空撮です。

この小さな島がまさしく1島1リゾートで、島内に、ヴィラ(お部屋)、レストラン&バー、レセプション、スパ施設、ウォータースポーツ&ダイビングセンター、ブティック、島内の電気系統を担う発電システム、海水や汚水をろ過する機械、スタッフエリアなどが備わっており、この島で滞在の全てが完結します。

また、この小さな島には、このリゾートに滞在するゲストしか上陸することができません。
宿泊せずに遊びにだけ来る、ということもできません。
まさしく、プライベート・アイランドです。

それに加え、周りを360°海に囲まれ大きな島や山が一切視界に入らないという環境が、俗世界から切り離された異世界をも感じさせてくれます。

Sagi 師匠
Sagi 師匠

つまりは、こういうことなの。

キラキラ輝く160以上もの1島1リゾートの中から、自分の好み・条件に合った夢のようなリゾートを長い時間かけて探し出し、宿泊予約という切符を握り占めて、この島に降り立つ、、、そして数日間この島が自分たち専用の島となり、このリゾートの住人となる。そこで待っているのは、日常とはかけ離れた異世界での生活。

  • 宝石が沢山詰まった宝箱から、一番お気に入りのリゾートを探し出す時間
  • 視界に入るものは360°海のみという異世界観
  • リゾートの住人は自分たちだけという特別感

それら全てが、モルディブで味わえる『究極のプライベート・アイランド』なんです。

同じ場所で朝日と夕日の両方を眺められる贅沢

私の旅Styleは、出来る限り沢山の国・街を訪れることではなく、お気に入りの場所の魅力をより深く知ることに軸を置いています。

例えば、 2日で5つの町を巡るなら、同じ町に2日滞在して 、朝・昼・夜それぞれの町の表情を知りたいし、朝日や夕日が見られるポイントを探して、陽に照らされる町の姿も見てみたいと思います。訪れた町が小さく朝日と夕日の両方が徒歩圏内で見られるのであれば良いのですが、移動手段・移動時間を考えなくてはいけない場合もあり、それらに多少のストレスを感じることもあります。

でも、モルディブの1島1リゾートは、島1周歩いても約10~20分、大きな島では自転車が備え付けられているので、「好きなタイミングに、島の好きな場所で」朝日と夕日を眺めることができるんです。

サンライズ側の水上ヴィラに滞在しているのであれば、寝起きのまま、部屋のサンデッキで朝日を眺め、

夕暮れ時には、サンセット側にあるバーやビーチに行って夕日を眺める。
数日滞在しても、毎日空模様が違うので、幾種類もの朝日・夕日に出会える。
天気が悪い日には、次の日に見られるかも…と、期待も持てる。

Sagi 師匠
Sagi 師匠

私も、よく波打ち際で朝日や夕日を眺めているんだけど、ゲストたちは私のことも写真に撮ってくるのよね。何だか照れるわ・・・

車やバスの時間を気にすることも、時間に制約されることもない。
ストレスを感じることなく、自分の思うがままに、朝日と夕日を好きなだけ眺めていられる贅沢、モルディブだからこそ味わうことのできる至福です。

海の美しさは一つじゃない、想像を超える美しさの多さに感動

モルディブに実際訪れるまでは、下の写真のような、”真っ白な砂浜、ヤシの木、真っ青な海” を象徴とする絵葉書のような景色に憧れを抱いていました。

『リゾート名:バロス (Baros)』ビーチヴィラ前の海

実際、この目で思い描いていた景色を見た時は、本当に感動しました。
でも、私がモルディブで出会った美しさは、それだけにとどまらず、想像を超えた幾種類もの美しさがそこにあったんです。

朝日を見ようとビーチに出ててみると、全てが紫色に染まる世界が広がっていました。その色も幻想的で心奪われましたが、私が一番驚いたのは「水平線のない海」があるんだということでした。

『リゾート名:ココ・ボドゥヒティ(Coco Bodu Hithi)』朝日が昇る前のビーチ

レストランで朝食を食べ終わり、ビーチ沿いを散歩している時に見た「砂と波によって作り出された芸術 ~砂紋~」。規則性と非規則性とが混ざり合い、自然の力でしか作り出せないような芸術美でした。

『リゾート名:Wモルディブ』朝の穏やかなビーチ

無風のある日、水上ヴィラのサンデッキから海に降り、目の当たりにしたのが「波のない海」。凪という言葉は知っていましたが、水面が光で乱反射することもなく、また風で揺らめくこともない、「無」のみを表現した海があるとは想像もしませんでした。

『リゾート名:バロス』水上ヴィラ前に広がるラグーン

モルディブに行ったらスノーケリングして、カラフルな魚を沢山見ようと思っていました。でも、海に入らずして、「地上からでもカラフルな魚の群れが見られる」とは想像もしていませんでした。

『リゾート名:ココ・ボドゥヒティ』桟橋から眺めた海

湖の水面に映り込む景色は日本でも見たことはありましたが、「広大な海に雲が映り込む景色」を見たのは初めてでした。この日、リゾートのエクスカーションでジンベエトリップに行き、ジンベエザメには遭遇できなかったのですが、この海に出会えたことが何よりの感動でした。

『リゾート名:ミリヒ』ジンベエトリップから戻った時に見た海

モルディブの海は、地上から見た美しさだけではなく、魚と珊瑚で入り混じる竜宮城のような海中世界が広がります。日本や他の国でも、美しい海中世界は沢山ありますが、モルディブの凄いところは、「自分のヴィラからほんの数メートルでこの世界が見られる」ということです。

『リゾート名:ザ・ノーチラス(The Nautilus)』ハウスリーフでスノーケリング

海底が急に深くなるドロップオフ付近では、潮の流れに従って泳ぐ魚群に遭遇することもあるし、海ガメもよく見かけます。
餌付けしているわけでもなく、魚たちの日常がすぐそこにあり、ダイビングをしない私でも、こんな海中世界を感じることができるんだということに、毎回感動させられます。

『リゾート名:ザ・ノーチラス』ハウスリーフでスノーケリング

そして、モルディブに初めて訪れた時に虜になった場所「サンドバンク(干潮時に海の真ん中に現れる砂の島)」。
沖縄やハワイ、フィジー、オーストラリアなどでも訪れることができますが、モルディブにはサンドバンクが多数あり、リゾートによって訪れる場所が異なります。
私は今まで様々なサンドバンクに10箇所以上行きましたが、どれを見ても海の色や雰囲気が違い、また同じ場所を訪れても、潮の引き具合と空模様が異なるので、全く別の印象を受けます。

リゾートで見る海の美しさとは異なり、何の不純物もないクリア感。また、モルディブでは数時間貸切ることのできるプライベートピクニックも主流なので、圧倒的プライベート空間を感じることができます。

干潮時に現れる、360°海に囲まれたサンドバンク
Sagi 師匠
Sagi 師匠

モルディブの海の景色は、こんなもんじゃないわよ。

Neemo
Neemo

僕たちが住む海の中は、もっと広く、色んな生物が住んでいるんだ。

そう、私が見てきたものは、ほんの一握りにしかすぎません。
まだまだ知らない美しさは無数にあり、それに出会いたいと思うからこそ、またモルディブに足を運びたくなるんです。

タイトルとURLをコピーしました